。・゜☆FAMILY☆゜・。
2003年6月16日うちは兄弟喧嘩も特になく、割と平穏に暮らして来た。
パパとママと弟と双子の妹(S&M)。最近の家庭にしちゃ多い方だけど、楽しくて良いと思ってる、唯一アタシが体張って守れるモノ★
妹(S)が大きな病院入ったり、離婚の危機とかいろいろあったけどそれでもこの先一生変わらないと信じてる。
ここ数年でアタシはいろんな真実を知った。
二十歳になる直前、ばあちゃんが急に「あんたSちゃんのホントの病気知ってる?」と言い出した。アタシは不思議に思って「肝炎でしょ?」と言った。ばあちゃんは「ママが何も言ってないならママが言うだろうからいいわ」って話は終ったが10年も前のこと今更聞く気にはなれないから、いずれと思っていた。
4月に二十歳を迎え、じいちゃんの入院の為にアタシとばあちゃんは親戚(ばあちゃんの妹T)の家に遊びに行った時の事。
二人ともお喋りだけど、まさかこんなとこで!!
Tは「Sちゃんは小さいのに可哀想とか頑張った」とか、とにかく昔からよく言ってたけど、具体的なことは誰も口にしなかったから入院したからだと思ってたのに、
T「Sちゃん、白血病なんかになっちまってねぇ…」
…………………………頭が真っ白で思考は止まった。
そんな言葉一度も聞いたことがない。
家に帰ってひたすら泣いた。この頃は既に一人暮らしをしてたから思いっきり泣いた。
よく考えたら辻褄が合う。
田舎の病院からいきなり道内最大の病院にまわされたこと。ママが隠して捨ててしまったけど一度見た、Sの髪がない病室での写真。その後の通院で診察料をいつも払ってなかったこと。月一の通院が今もまだ続いてること。
小さな病気でそこまでなるわけない。素直すぎたのか無頓着だったのかあまりにも無知なアタシはつくづくバカだと思った。どうりで回り中がSのことをあまりにも可哀想がるわけだ。
今年の3月の引越しのとき弟も二十歳を迎えていてママもいい頃合だと思っていたらしく、話しておかなきゃならないことがあると言い出した。けどいつも双子がくっついていて、なかなか3人になれず、話せる機会がなかった。アタシはSのことだろうなぁと思っていた。
次の日のお昼。偶然ママと2人の時間ができた。アタシは覚悟を決めた。モスバーガーに入って、「Sのことなんだけど…」と話し始めた。
ママ「本当の病気ね、今まで言ってきたのと違うの。」
アタシ「…知ってる…」
ママ「?誰かから聞いたの?」
アタシ「Tちゃん家に行った時にTちゃんがポンと言ったの。ばあちゃんもその前に変なことを言ってたけどママから言うだろうって。」
ママ「そうなの…OO(弟)は知ってるの?」
アタシ「うん。そのときアタシが電話で話した。」
ママ「…みんな知ってたんだ…。Sね、白血病の方はいいんだけど厄介なのがその時の輸血でC型肝炎になってしまったことなの。当時はCは発見されてなくてね。まだSは何も知らないからいつ話そうか…。C型肝炎の女性で子供を生んだ人はいないし結婚を考えた時に男の人にもかなり理解が必要なんだって。」
そこまでは知らなかったし、ずっとこらえてた涙が一気に拭いきれなくなるぐらい、お店なのに声を出して泣いた。泣きながら「ママはいつか話してくれると思って、何も聞かなかった。二十歳になっても何もないから弟が二十歳になってからかなって。でもその前にTちゃんから聞いて…アタシTちゃん嫌いだよ。すぐなんでも喋るし、もう遊びに行きたくないし、顔見たくない!」
ママ「Tちゃんは悪くないよ。あんたには悪いことしたねぇ…でもこの先どうしたって私達が先に逝くから言わなきゃいけないと思ってたんだよ」
アタシ「アタシはママの口から聞きたかったのに」
この10年間、ママはずっと苦しかったと思う。幼すぎた自分がなんの力にもなれなかったことをとても非力に思う。
ママは弟が急にSにベタベタして優しくなったことや、全然勉強ができない事は病気や治療や薬のせいかって言ったけど、それは全く関係ないと思う。4人も子供がいたらそれぞれ個性バラバラでしょ?アタシがみんな守るから心配しないで…
少し心配なのは、天然だけど一番感受性豊かなSが事実を知った時、どんな事を思い、どんな行動にでるのか。それをこれから見ていかなきゃならないから、もっと、強い、何事にも動じない、強い強い心が欲しい。
ママは病気は治ったのにまた次の厄介な病気をもらった事について裁判を起こしたいとも言っていた。好きなようにするといい、アタシはどんな事があっても必ず味方だから。
そのためにもっと心を鍛えておかないとね。
*こんなに長い文章を読んでくれた人へ*
わかりにくい話だったかも知れないけど最後まで読んでくれてありがとう。
パパとママと弟と双子の妹(S&M)。最近の家庭にしちゃ多い方だけど、楽しくて良いと思ってる、唯一アタシが体張って守れるモノ★
妹(S)が大きな病院入ったり、離婚の危機とかいろいろあったけどそれでもこの先一生変わらないと信じてる。
ここ数年でアタシはいろんな真実を知った。
二十歳になる直前、ばあちゃんが急に「あんたSちゃんのホントの病気知ってる?」と言い出した。アタシは不思議に思って「肝炎でしょ?」と言った。ばあちゃんは「ママが何も言ってないならママが言うだろうからいいわ」って話は終ったが10年も前のこと今更聞く気にはなれないから、いずれと思っていた。
4月に二十歳を迎え、じいちゃんの入院の為にアタシとばあちゃんは親戚(ばあちゃんの妹T)の家に遊びに行った時の事。
二人ともお喋りだけど、まさかこんなとこで!!
Tは「Sちゃんは小さいのに可哀想とか頑張った」とか、とにかく昔からよく言ってたけど、具体的なことは誰も口にしなかったから入院したからだと思ってたのに、
T「Sちゃん、白血病なんかになっちまってねぇ…」
…………………………頭が真っ白で思考は止まった。
そんな言葉一度も聞いたことがない。
家に帰ってひたすら泣いた。この頃は既に一人暮らしをしてたから思いっきり泣いた。
よく考えたら辻褄が合う。
田舎の病院からいきなり道内最大の病院にまわされたこと。ママが隠して捨ててしまったけど一度見た、Sの髪がない病室での写真。その後の通院で診察料をいつも払ってなかったこと。月一の通院が今もまだ続いてること。
小さな病気でそこまでなるわけない。素直すぎたのか無頓着だったのかあまりにも無知なアタシはつくづくバカだと思った。どうりで回り中がSのことをあまりにも可哀想がるわけだ。
今年の3月の引越しのとき弟も二十歳を迎えていてママもいい頃合だと思っていたらしく、話しておかなきゃならないことがあると言い出した。けどいつも双子がくっついていて、なかなか3人になれず、話せる機会がなかった。アタシはSのことだろうなぁと思っていた。
次の日のお昼。偶然ママと2人の時間ができた。アタシは覚悟を決めた。モスバーガーに入って、「Sのことなんだけど…」と話し始めた。
ママ「本当の病気ね、今まで言ってきたのと違うの。」
アタシ「…知ってる…」
ママ「?誰かから聞いたの?」
アタシ「Tちゃん家に行った時にTちゃんがポンと言ったの。ばあちゃんもその前に変なことを言ってたけどママから言うだろうって。」
ママ「そうなの…OO(弟)は知ってるの?」
アタシ「うん。そのときアタシが電話で話した。」
ママ「…みんな知ってたんだ…。Sね、白血病の方はいいんだけど厄介なのがその時の輸血でC型肝炎になってしまったことなの。当時はCは発見されてなくてね。まだSは何も知らないからいつ話そうか…。C型肝炎の女性で子供を生んだ人はいないし結婚を考えた時に男の人にもかなり理解が必要なんだって。」
そこまでは知らなかったし、ずっとこらえてた涙が一気に拭いきれなくなるぐらい、お店なのに声を出して泣いた。泣きながら「ママはいつか話してくれると思って、何も聞かなかった。二十歳になっても何もないから弟が二十歳になってからかなって。でもその前にTちゃんから聞いて…アタシTちゃん嫌いだよ。すぐなんでも喋るし、もう遊びに行きたくないし、顔見たくない!」
ママ「Tちゃんは悪くないよ。あんたには悪いことしたねぇ…でもこの先どうしたって私達が先に逝くから言わなきゃいけないと思ってたんだよ」
アタシ「アタシはママの口から聞きたかったのに」
この10年間、ママはずっと苦しかったと思う。幼すぎた自分がなんの力にもなれなかったことをとても非力に思う。
ママは弟が急にSにベタベタして優しくなったことや、全然勉強ができない事は病気や治療や薬のせいかって言ったけど、それは全く関係ないと思う。4人も子供がいたらそれぞれ個性バラバラでしょ?アタシがみんな守るから心配しないで…
少し心配なのは、天然だけど一番感受性豊かなSが事実を知った時、どんな事を思い、どんな行動にでるのか。それをこれから見ていかなきゃならないから、もっと、強い、何事にも動じない、強い強い心が欲しい。
ママは病気は治ったのにまた次の厄介な病気をもらった事について裁判を起こしたいとも言っていた。好きなようにするといい、アタシはどんな事があっても必ず味方だから。
そのためにもっと心を鍛えておかないとね。
*こんなに長い文章を読んでくれた人へ*
わかりにくい話だったかも知れないけど最後まで読んでくれてありがとう。
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