愛しい彼へ。

2004年6月7日
何度も手紙を書こうと思いました。

いつも話半分で終わってしまっていたから。

でもいつも書けずに終わってしまうので、ここに書いて置きたいと思います。

あなたは、多分見ることがないと思うけど…。

アタシが17歳の時に父方の祖父が亡くなって、花嫁姿も曾孫も見せられないまま逝ってしまって。

ただ、後悔だけが残って。

22歳の時に母方の祖父が亡くなって。

また同じ後悔をしてしまいました。

大事にされてきたのに、そのお返しが出来ない気持ちでいっぱいになりました。

本当はいまだに、その気持ちが溢れてて、時々思い出した様に、夜中に涙が出てきて眠れなくなる事もあります。


どういうふうにこの気持ちをプラスの方へ向けたら良いのか、ずっとわからないまま、ただ生きて。

結局、アタシは結婚しないし子供も要らないという偏屈な考え方に至ってしまいました。

アタシの都合であなたの人生を巻き込むのは嫌です。

アタシの一言にあなたが合わせてしまうのが怖いです。

こんなこと、いつまでも引きずっててバカじゃないかと思うだろうけど。

何時間、何日、何ヶ月、何年…

どんなに月日が過ぎようと、アタシの心は晴れないまま、どんどんおかしな方へ向いてしまう。


いつか、こんなに意地を張っていたことを後悔する日がくるかも知れない。

いや、きっとまた後悔する。

それでも今は、こうしかできない事は知っていてほしい。

理解までしなくていいから。

ごめんなさい




―時間が迫ってる。

本当は、どこにも逃げられない事、一番良くわかってる。

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